※初七日から三十三回忌まで。法事はご恩とご縁に感謝する大切な儀式です。
当山では真宗大谷派・葬儀式次第に基づいて仏事をとり行っています。 初七日から末は百回忌・何百回忌まで。 通夜・葬儀以外のそれら全てを含めて「法事」と言われますが、これらは必ずしも先祖供養の為だけに行うものではありません。 故人となられた方は既に法名を頂いて佛弟子となっておられます。そして佛弟子となってなお、我々が迷わないように願って下さっています。 仏事はそうした故人やご先祖、ひいては阿弥陀仏から頂いたご縁とご恩に感謝する行事であります。 お墓参りにせよ、仏事にせよ、仏花やお供物は私達のほうに向けられています。 先祖供養であればむしろご本尊やお墓の方に向けるのではないでしょうか。 これは一つにはその仏花の美しさやお供物の有り難さを通して我々が大切なことに気づかされる為のものである、ということが言えます。 そしてハッと気づかされた時に自然と手が合わさり、合掌して頭が下がっていく。 仏事とはそういうものなのではないでしょうか。
当山で法要を勤めさせていただく場合も、ご自宅で読経させて頂く場合もまず最初にご挨拶して色々なお話をさせて頂きます。
葬儀の時のこと、四十九日のこと、一周忌のこと…。話は尽きませんがここでのお話から大切なコミュニケーションが生まれ、より法縁に遇う喜びが深くなります。
ご本尊の前で読経が始まります。 一番最初の『伽陀』(かだ)は仏様をお迎えする意味合いのものです。そして表白(ひょうびゃく)で法名を読み上げ、法要を執り行います。 読経が始まりましたら焼香にお進み下さい。 また、正信偈は参列者のご家族も含め、全員でお読みします。これを同朋唱和(どうぼうしょうわ)といいます。皆さんで供にご恩に感謝して一心にお読みしましょう。 上手に読めなくても大丈夫。願いは必ずや届きます。
読経が終わりました。 住職より少しだけお話をさせて頂き、終了です。
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