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こちらのページではお寺の事や仏事に関する「よくある質問」をまとめています。

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浄照寺のブログ

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仏壇(お内仏)のこと

こちらのページではお仏壇や御本尊のことについて頂いた質問をまとめてあります。
 
No.1 マンションに住んでいるので仏壇を置けないのですが(40代・男性)

マンションとか狭いお部屋でしたら、現在、本山(東本願寺)でお受けできる『三つ折り本尊』があります。
(縦21センチ×横10センチ=三面開くと横幅最大27センチ)
タンスとか棚の上をきれいにしてからこのご本尊を安置し、向かって左側に花瓶(かひん)を、右側に鶴亀の燭台を、中央に金香炉を置き、その前に土香炉を置きます。

立派な仏壇や大きな仏壇は素晴らしいものです。
ただ、そういうものが置けないからと言って「何かが足りない」「信心が欠けている」などということは決してありません。
大切なのはキレイにお手入れをし、折に触れてお参りする姿勢です。
三つ折り本尊のご安置例 
 
 
No.2 代々の法名はどこへかけますか?位牌ではいけないのですか?(60代・女性)

【位牌は用いない】
私ども真宗大谷派では「位牌」の形式を用いません。
位牌というのは「位の牌」(くらいのはい)で、亡き人の官位姓名を示した木札のことでして、中国の儒家で用いたことから出たものと言われています。

真宗大谷派では法名を掛け軸に致します。これはお手次(菩提寺・檀家として所属しているお寺など)の住職に書いて頂きます。お願いして本山(東本願寺)から頂くこともあります。
これを「法名軸」(ほうみょうじく)といいます。
また、一日から三十一日までの日にち別に法名を記入できる小さな「過去帳」というものもあります。
詳しくはお近くの仏具店などにお問合せ下さい。

 
No.3 仏壇を置く場所や方角などに決まりはあるのでしょうか。(30代・男性)

本来、ご本尊は東向きにご安置し、そのご本尊に向かいますと我々は西のほうに向かって礼拝することになります。これが正式ではありますが、家の建物の構造にかなった礼拝するにふさわしい場所であれば良いので、世間で言われている迷信的な事まで置き場所に迷うことはありません。

また、仏壇や仏具を「年忌法要の時以外に求めてはいけない」などという地方もあるようです。「何でも無い時に仏壇などを新調すると不幸ができる」などというのです。
しかしこれは全くの迷信です。むしろ平常で達者な間にこそ仏壇を調えて心を込めていくことが本義であります。

方角や年忌などを気にするのは、人間の幸福や災いが何か別のものにあやつられているとでも思い、それに引きずられるからなのではないでしょうか。

仏壇は葬儀や法事の為だけに調えるものではありません。私達の生活がいついかなる時にも自分の想いを超えた大きなものに護られていることを感じ、感謝していく拠り所となるのがご本尊に向かう、ということではないでしょうか。
 
No.4 ご大切なご先祖の法名ならば中央にお掛けしなくていいのですか?(50代・女性)

「大事なご先祖の法名を左右両側ではなく、中央に祀ってはいけないのですか?」と聞かれた事があります。
なるほど、確かに一部の人にとっては本意をついた疑問かもしれません。
と申しますのは、仏壇というものはだいたいが先祖などをおまつりする場所としてお考えの方もいるようですから。
仏壇の意義、ご本尊の意義を思いまするに、親も先祖も、この家の血縁につながった深いご縁の人々がすべて、このお内仏を安置しお給仕申し上げ、その一生を導かれました。そして亡くなられて阿弥陀如来のおられる国、浄土に生まれられました。
当然、ご両親やそのまたご両親が命をつないできたからこそ今、ここに私達がいるわけです。しかし、どのご先祖一人かが欠けたら私達はこの世には生まれませんでした。ご両親が出会われたのも「不思議」です。そしてそのまたご両親の代で家系が途絶えなかったのも「不思議」です。何一つ、「当然そうなった」などということはありません。私達の「生」は全てこの「不思議の上」に成り立っています。そしてその<不思議>は人間の思いや考えなどはるかに超えた大きな力でつながっているのではないでしょうか。それを私供真宗大谷派では「阿弥陀如来の願いによっている」と考え、そこに畏敬の念を忘れてはならないと教えられています。

『ご先祖は大切に・ご本尊はそこに不思議をもたらすありがたい存在』

とお考えになられてはいかがでしょうか。

 
 

 

 

                                 

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